- 2021年1月、ロシュはシスメックスと血液学検査ソリューションの強化を目的としたグローバル・ビジネス・パートナーシップ契約(GBP)を締結しました。このパートナーシップは、ITシステムを活用し、臨床意思決定と顧客体験の向上を目指しています。この協業は時間とともに進化し、世界中の検査室に血液学検査の革新を継続的に導入することで、ヘルスケア分野の発展を促進しています。
- アボットは2020年12月、次世代の血糖モニタリング技術「FreeStyle Libre 2」を発表しました。カナダ保健省の承認を受けたこのセンサーベースのデバイスは、糖尿病の成人および4歳以上の小児向けに設計されています。この技術はリアルタイムの血糖モニタリングを提供し、患者の病状をより効果的かつ安全に管理し、糖尿病ケアの質を向上させます。
- 2020年12月、バイオ・ラッド・ラボラトリーズはシーメンス・ヘルスシナーズとの共同マーケティング契約を拡大しました。新たな契約条件に基づき、バイオ・ラッドはシーメンス・ヘルスシナーズのAtellicaソリューション・プラットフォーム向けに、品質管理製品とUnity Quality Controlデータ管理ソリューションを提供します。この拡大により、両社の臨床診断市場における地位が強化され、検査室全体の品質保証とデータ管理が向上します。
- メドトロニックは2020年11月、リアルタイムのGuardian Connect CGMデータを統合したInPenを発表しました。このデバイスは、1日複数回注射(MDI)を行う患者向けにFDA承認を取得した初のスマートインスリンペンです。InPenは正確なインスリン投与量を提供し、血糖値の管理を支援し、リアルタイムのフィードバックを提供することで、継続的なインスリン療法を必要とする患者の糖尿病管理に革命をもたらします。
- 2020年10月、バイオ・ラッド・ラボラトリーズはCFX Opus 96およびCFX Opus 384リアルタイムPCRシステムを発売しました。これらの先進的なシステムは、クラウドベースの接続・データ管理プラットフォームであるBR.ioと組み合わせることで、分子生物学研究および診断におけるラボの効率性を向上させます。この発売は、最先端技術を用いた科学研究と臨床診断の向上に向けたバイオ・ラッドの継続的な取り組みを示すものです。
- メドトロニックは2020年9月、ハイブリッド型閉ループインスリンポンプシステム「MiniMed 770G」のFDA承認を取得しました。このシステムは、インスリン投与量を自動調整することで糖尿病管理を強化するSmartGuardテクノロジーを採用しています。スマートフォンとの連携機能を備え、2歳から幅広い年齢層に対応することで、糖尿病患者にとってより利便性と管理性が向上します。
- 2020年6月、アボットとタンデム・ダイアベティス・ケアは、アボットの持続血糖測定(CGM)技術とタンデムのインスリン投与システムを統合する契約を締結しました。この提携は、より正確でシームレスなモニタリングとインスリン投与オプションを提供することで、患者ケアを向上させる統合型糖尿病ソリューションの提供を目指しています。これにより、患者の糖尿病管理全般が改善されることが期待されます。